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セキュリティソリューション

セキュリティコンサルティングによる製品に関するリスク評価結果と組込ソフトウェア開発の実績(車載機器やIoT機器などに実装した共通鍵/公開鍵暗号、デジタル署名検証、相互認証、セキュアブート、ソフトウェアアップデートなどのアセット)を基に、セキュリティ専門家がお客さまの課題に即したセキュリティソリューションを提供し、お客さまのセキュリティ対策を実現します。

製品ライフサイクル全体でセキュリティソリューションを提供

車載機器やIoT機器の製品ライフサイクル全体で脅威・脆弱性対策を支援するセキュリティソリューションを提供していきます。


製品セキュリティのスパイラル成長モデル

セキュリティソリューションの提供内容

お客さまの課題解決のために、日立ソリューションズグループが各社の強みを活かして、最適なソリューションをご提案します。

分類 支援項目 支援概要
コンサルティング PSIRT構築コンサルティング 製造業におけるセキュリティ対策の実績・ノウハウを活用し、IEC62443やUN-R155・UN-R156(WP29)などにもとづいて、製品の設計・開発から運用・保守まで支援
サイバーレジリエンス法対応支援コンサルティング サイバーレジリエンス法(EU Cyber Resilience Act)のセキュリティ要件への適合を考慮して、製品のセキュア開発や脆弱性管理を行う組織体制の構築、ポリシー・プロセス策定を支援
自動車向け
ISO 21434対応コンサルティング
自動車業界における、セキュリティインシデント発生時の体制や対応手順の整備を支援
脆弱性・脅威情報提供ソリューション お客さまの製品に関連する脆弱性・脅威情報を収集し、レポートで報告、収集した情報を多角的に分析し、製品への影響度など当社独自の見解をレポートで提供
PSIRT構築支援 お客さまのPSIRTを構築し運営する際に必要なプロセス、ガイドライン、手順書の作成を支援
セキュリティ技術支援 HSM(Hardware Security Module)関連ソフトウェア開発の支援,セキュリティコンサルティング結果に基づく、セキュリティ対策の技術支援
エンジニアリング セキュリティ要件定義 モデル化、脅威分析・リスク値算出、セキュリティ対策策定
セキュリティ設計 機能設計、詳細設計、脆弱性分析、レビュー
セキュリティ実装 セキュアコーディング、静的解析ツールによるCERT-C対応検証
セキュリティテスト 脅威/脆弱性分析に基づくテスト項目作成、テスト実施
商材活用 製品セキュリティプラットフォーム 「Cybellum Product Security Platform」(*1)の販売と活用支援
脅威監視ソリューション ソフトウェアツールの活用支援
MSS セキュリティ監視運用 ソフトウェアツールの運用支援
PSIRT運用支援 「Cybellum Product Security Platform」(*1)を活用した脆弱性管理の環境構築、脆弱性監視運用代行、お客さまの製品に影響のある脆弱性に関する情報やアドバイスを提供
*1
Cybellum Technologies Ltd.が提供する製品セキュリティプラットフォーム

コンサルティングの対応事例

日立ソリューションズのIT分野でのサイバーセキュリティコンサルティング実績と日立ソリューションズ・テクノロジーのIoT分野でのサイバーセキュリティ開発実績を用いて、IoT製品のサイバーセキュリティおよびサイバーレジリエンス(CSAR)に関するサービスを展開しています。
CSAR: (C)yber (S)ecurity (a)nd Cyber (R)esilience

顧客組織の構築支援

  • CSARに関する法規/規格/ガイドラインに対応するための顧客のガバナンス、規定、インシデントハンドリング手順の構築支援
  • CSARに関する第三者認証機関のプロセス/プロダクト認証取得の支援
    Automotive SPICE for Cybersecurity, ISO/SAE 21434, ISO 24089, IEC 61508 など
  • 製品出荷後のCSARに対応するための組織であるPSIRTやSOCの構築支援
    PSIRT: Product Security Incident Response Team
    SOC: Security Operation Center

顧客製品の開発支援

  • 顧客製品の市場で発生したインシデントを分析し、インシデントレポートを発行
  • 顧客製品の市場におけるインシデントを想定/分析し、CSAR対策のご提案からシステム設計・実装まで対応
  • MaaS社会実現のためのICT(情報通信技術)に関連するIoT製品セキュリティの開発支援/ツール活用支援
  • 未知脆弱性、既知脆弱性を確認するためのファズテスト(ファジング)、ペネトレーションテストの第三者による実施

エンジニアリングの対応事例

HSM(Hardware Security Module)関連ソフトウェア開発支援

  • 車載SoC(System on Chip)向けセキュリティライブラリ開発支援
  • 車載MCU(Micro Controller Unit)向けセキュリティ機能開発支援
  • TEE(Trusted Execution Environment)の応用
  • ネットワークセキュリティ性能評価

商材活用の対応事例

セキュリティツールの導入支援

  • セキュリティツール・ソリューションの販売
  • セキュリティツール導入に向けたPoCの代行
  • セキュリティツール導入のための環境構築

MSSの対応事例

PSIRT運用支援

  • セキュリティレポートの定期発行
  • お客さまの製品に関する脆弱性の調査

セキュリティ支援体制

お客さまの課題解決のために、日立ソリューションズグループが各社の強みを活かして、最適なソリューションをご提案します。

セキュリティ支援体制を表した図

セキュリティ専門家による支援

以下の有資格者が、お客さまのセキュリティ対策を支援します。

主催 認定資格
IPA 情報処理安全確保支援士
(ISC)2 CISSP(Certified Information Systems Security Professional)
EC-Council CEH(Certified Ethical Hacker)
CND(Certified Network Defender)
AWS Certified Solutions Architect - professional
Certified DevOps Engineer - professional
DNV Automotive Cybersecurity Practitioner - Competent (Tech)
intacs Automotive SPICE Provisional Assessor

2024年7月時点

PSIRTに関するサービス

製品セキュリティの背景

製品開発において、セキュリティ対策を義務付ける法規の対応は当然として、一般的に開発者に要求されるセキュリティ対策義務を果たすことも、企業にとって極めて重要です。特に、製品開発が業界標準のセキュリティガイドラインに準拠していない場合、製品の潜在的な脆弱性により、セキュリティインシデントが発生するリスクが高まります。車載機器やIoT機器において、機密情報の漏えい、データの改ざん、サービス停止などの被害が発生した場合、企業は被害者から訴訟を提起されるほか、企業の信頼性やブランド価値の低下、さらには多額の賠償金の支払いを余儀なくされる可能性があります。したがって、製品開発においては、製品ライフサイクル全体で業界標準のセキュリティガイドラインを厳守し、適切なセキュリティ対策を講じることが不可欠です。

PSIRTによる継続的なセキュリティ対策の必要性

ネットワークに直接的/間接的に接続される製品は、製品のサポート期間中に発生する脅威からエンドユーザを守るために開発サイクルと運用サイクルを繰り返す継続的なセキュリティ対策が求められます。
お客さまの背景に合わせた適切なPSIRTを構築することで、セキュリティインシデントに対して迅速かつ効果的な対応が可能となり、企業全体のセキュリティリスクを大幅に低減することが可能となります。

「PSIRT構築支援」「PSIRT運用支援」サービス

PSIRTに関する以下のサービスを提供します。

サービス 内容
PSIRT構築支援 お客さまがPSIRTを構築し、開発と運用の製品ライフサイクルを実施する際に必要なプロセス、ガイドライン、手順書の作成を支援します。スモールスタートしたいお客さまには、ISO/SAE 21434規格の要件である「8.6 脆弱性管理」と「13.3 サイバーセキュリティインシデント対応」を考慮したインシデント対応手順書をご提供できます。本手順書をお客さまの背景に合わせてカスタマイズ(テーラリング)することで、簡易に手順書一式を作り上げることができます。
PSIRT運用支援 製品セキュリティプラットフォーム「Cybellum Product Security Platform」を活用した脆弱性管理の環境構築、脆弱性監視の運用代行、お客さまの製品に影響のある脆弱性に関する情報やアドバイスを提供します。


お客さまのPSIRTと提供サービス

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