WOMEN’S CAREER 女性エンジニアインタビュー
- K.S.
- 2001年入社
- K.S.
- 2001年入社
CAREERこれまでの経歴
- 2001年
- 入社、先端技術開発部に配属
- 2003年
- 第1組込ソフト設計部へ異動
- 2012年
- 第一子出産休暇・育児休暇を取得
- 2014年
- 第1組込ソフト設計部に復帰
- 2014年
- 第二子出産休暇・育児休暇を取得
- 2016年
- 第1組込ソフト設計部に復帰
- 2016〜2018年
- 育児休暇と配偶者海外転勤休暇を取得
- 2018年
- 第1組込ソリューション設計部に復帰
分子生物学から
異分野のIT業界に
チャレンジ
分子生物学を専攻していた私がIT業界に進んだのは、バイオインフォマティクス(生命情報科学)という分野で自分の専攻が活かせることを知ったからです。実際、日立超LSIシステムズ(現:日立ソリューションズ・テクノロジー)に入社後、希望する先端技術開発部・ライフサイエンスグループに配属になり、研究的要素の強い業務に携わることができました。
ところが、時代の流れとともにその部署は縮小・廃止され、入社3年目に組込ソフト設計部へ。右も左もわからない状態で戸惑いはありましたが、些細なことでもすぐに相談できる企業風土だったので、気持ちを切り替えて一から学ぶ日々。ありがたいことに、新人の頃に上司の勧めでLinux※1を扱えるようになっていたのは役立ちました。
以来、Linuxを使った組込ソフトウェア開発を中心にさまざまな業務に携わり、現在は車載システムの中でもAUTOSAR※2に関連した業務に従事しています。開発スピードが加速する昨今、これまで積み上げてきたスキルを軸に、新しい知識や技術の習得にも努めています。
※1システム開発やサーバ構築に適したOS。無料で公開・配布されており、自由にカスタマイズができる
※2自動車の電子化が急速に進むなか、車載ソフトウェアの共通化をめざして、欧州自動車メーカーを中心に2003年に設立された団体のこと。また、共通化を実現するためのプラットフォームのこと
家庭と仕事の
両立を支援する
各種制度を活用
この10年は私にとって激動でした。二度の出産、夫の海外転勤、インドと日本での子育て、夫の会社都合による四度の引っ越し等、生活環境がめまぐるしく変化しました。そうしたなかでも自分のキャリアを継続させることができたのは、職場の理解はもちろん、ライフスタイルに合わせた働き方を支援する各種制度が整っていたからにほかなりません。産休や育休、配偶者海外転勤休暇を取得し、家族との時間を優先。仕事に復帰した現在は、フレックスタイム制短時間勤務を利用しています。子どもの発熱時や通院の際には、有給休暇以外に家族看護休暇を利用することも。
日立ソリューションズ・テクノロジーには仕事と子育てを両立させてきた先輩社員が少なくないので、仕事の第一線からいったん離れることに大きな不安や焦りはありませんでした。ソフトウェア開発の現場では3カ月前の常識が通用しない場合もあります。復帰したら、また一からの気持ちで頑張ればいい。だからこそ、戻れる場所がある安心感は代え難いものでした。
限られた時間の中で
成果を上げるために
情報共有を徹底
「誠意をもって何ごとも頑張ろう」。入社以来、そんな思いで仕事にのぞんできた私は、これからも変わらずそうしていきたいと考えています。とくに今は短時間勤務なので、限られた時間の中で最大限の成果を出せるように取り組んでいます。また、チームや社内外での共通認識やエビデンス、開発標準化などに力を入れ、情報共有を徹底しています。これらのことは実際、不測の事態に備えることに対しても役に立っています。
この仕事は社内外の連携はもちろん顧客の国内外パートナー企業も意識した対応が必要なため、今後はコミュニケーション力や分析力にも磨きをかけ、よりマクロな視点で仕事に取り組み、チームや顧客をけん引するエンジニアになりたいと考えています。子どもの成長に合わせて、働き方も柔軟に変えていきながら、ステップアップしていきたいです。
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