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2023年2月9日
株式会社日立ソリューションズ・テクノロジー
画像認識AI技術を活用した安全モニタリングソリューションとして
「危険行動解析ソリューションパッケージ」を販売開始
既設の監視カメラの設備を変更することなく、工場内の安全性向上に貢献
株式会社日立ソリューションズ・テクノロジー(本社:東京都立川市、取締役社長:森山 隆志、以下、日立ソリューションズ・テクノロジー)は、工場内の安全性向上を目的とし、画像認識AI技術を活用した安全モニタリングソリューションの第一弾として「危険行動解析ソリューションパッケージ」を2023年2月13日より販売開始します。
近年、労働災害の発生件数は増加傾向にあり、安全対策は人命保護の面で極めて重要です。1件の重大なアクシデントの背後には、数百件に上るヒヤリハットインシデントが存在するといわれており、ひとたび労働災害が発生すると、その対応を優先することにより、通常の業務遂行が困難となる可能性があります。現場では手順を守る/点検を行う/必要な資格を保有するなどのルールが存在しますが、特に危険ポテンシャルの高い場所においてルールの不遵守による接触事故が多数発生しているといわれています。
このような状況に対し、日立ソリューションズ・テクノロジーは、当社が保有する画像AI技術、画像処理技術を活かし、工場内や物流倉庫内の安全確保に貢献する安全モニタリングソリューションを、今後展開していきます。
安全モニタリングソリューションの第一弾として、2023年2月13日より、「危険行動解析ソリューションパッケージ」を販売開始します。本パッケージは、既設の監視カメラシステムの設備を変更することなく、交差点(停止線)で一時停止違反をしている作業員やフォークリフトを自動で特定することができ、その違反動画を安全教育に活用することで、工場内の安全性向上を実現することが可能です。
特長1:録画動画から、一時停止違反の作業員/フォークリフトを自動解析により特定
特長2:一時停止違反部分を抽出し、動画として記録
特長3:既設の監視カメラシステムを変更することなく、録画動画があれば導入可能
特長4:導入から運用開始までの期間は最短で3週間*1
既設の監視カメラシステムに、「危険行動解析ソリューションパッケージ」搭載パソコンを接続するだけで実現
一時停止遵守フォークリフト(青枠)
一時停止違反フォークリフト(赤枠)
OS:Windows 11 Professional
CPU:Intel Core i5
GPU:Compute Capability (CC)が8.6のNVIDIA社製GeForce RTX 3060相当
ツール:CUDA Ver. 11.2(GPUと対応するVer.)
ライブラリ:OpenCV Ver. 4.5以上、Python Ver. 3.5以上、Electron.js Ver. 22.0以上
安全モニタリングソリューションの第二弾として、現場でリアルタイムに解析できるリアルタイム解析ソリューションパッケージを、2023年7月に販売を開始する予定です。リアルタイム解析ソリューションパッケージでは、現場で作業員やフォークリフトを解析し、作業員とフォークリフトが接触しそうになればアラートを上げるなど、一時停止判定以外に当社が得意とする接近監視技術を導入し、労働災害の低減に貢献できるソリューションとして提供していく予定です。
日立ソリューションズ・テクノロジーは今後も、画像認識AI技術を活用した安全モニタリングソリューションの対応範囲を拡充し、工場内の安全性向上に貢献してまいります。
株式会社日立ソリューションズ・テクノロジー
〒190-0014 東京都立川市緑町7番地1
URL: https://www.hitachi-solutions-tech.co.jp/