このニュースリリース記載の情報(お問い合わせ先、URL など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
2024年7月31日
株式会社日立ソリューションズ・テクノロジー
アプリケーションの組込みボード向け移植を支援する「組込みボード向けポーティング/最適化ソリューション」を提供開始
株式会社日立ソリューションズ・テクノロジー(本社:東京都立川市、取締役社長:平間 顕一、以下、日立ソリューションズ・テクノロジー)は、アプリケーションの組込みボード向け移植を支援する「組込みボード向けポーティング/最適化ソリューション」を2024年8月1日より提供開始します。
近年、AD/ADAS向けアプリケーションは高度化・複雑化が進んでおり、アルゴリズム実証で使用するPC上では処理性能上問題ない場合でも、本番環境である組込みボード上で動作させた際に、想定よりも低い処理性能となり、組込みボード向けのパフォーマンスチューニングが必要となるケースが増加しています。また、AD/ADAS向けアプリケーション以外でも同様の事例が多数あり、組込みボードへのアプリケーション最適化の要求が高まっています。
これらの要求に対し、日立ソリューションズ・テクノロジーでは当社が保有するGPGPU向けソフトウェア開発・最適化やGPGPUシステムFAEなどで培った、「PCアプリケーションを組込みボードに移植する実装技術」、「アプリケーションの性能ボトルネックを解消する実装技術」、「組込みボードのハードウェア性能を引き出す実装技術」の3つの実装技術を活用し、アプリケーションをNVIDIA社 Jetsonシリーズやルネサス社の自動車系/産業系マイコンなどへのポーティングおよびチューニングをサポートする「組込みボード向けポーティング/最適化ソリューション」の提供を開始します。
「組込みボード向けポーティング/最適化ソリューション」開発フロー
NVIDIA社 Jetsonシリーズ向けの最適化を実施し、StereoBM処理を60msecから24msec(2.5倍)に、SLAM処理を332msecから80msec(4.1倍)に高速化した実績があります。これ以外にも、AD/ADAS分野として自動車向けサラウンドビュー変換、パスプランニング、前方フリースペース認識、障害物認識や白線認識、産業向け分野として焦点深度カメラ復元処理やレンズレスカメラ画像処理など、多数の最適化実績があります。
「組込みボード向けポーティング/最適化ソリューション」では、お客さまの作成されたアプリケーションについて、(1)アプリケーション解析、(2)アプリケーションプラットフォーム開発、(3)アプリケーションポーティング、(4)アプリケーション最適化の4つの工程を当社で実施し、お客さまのアプリケーション開発を支援します。また、これらの工程のうち所望される工程のみを提供することも可能です。
No. | メニュー | 価格 |
---|---|---|
1 | アプリケーション解析 | ¥2,000,000から |
2 | アプリケーションプラットフォーム開発 | ¥2,000,000から |
3 | 組込みボード向けアプリケーションポーティング | ¥2,000,000から |
4 | 組込みボード向けアプリケーション最適化 | ¥2,500,000から |
日立ソリューションズ・テクノロジーは今後も、業務効率化の促進や生産性の向上に取り組み、お客さまの最適なモノづくりを支援していきます。
記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
株式会社日立ソリューションズ・テクノロジー
〒190-0014 東京都立川市緑町7番地1
URL: https://www.hitachi-solutions-tech.co.jp/