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2016年9月29日
株式会社日立超LSIシステムズ
自動車向け機能安全規格「ISO 26262」の自己適合宣言について
自動車用安全度水準のソフトウェア開発に対応可能
株式会社日立超LSIシステムズ(本社:東京都立川市、取締役社長:河路 幹規/以下、日立超LSI)は、本日、自動車向け機能安全の国際規格「ISO 26262」に対し、当社の開発プロセスおよび関連ガイドラインについて自己適合宣言を行いました。
今回の自己適合宣言は、当社のソフトウェア開発プロセスおよび関連ガイドラインについて行うもので、JIS Q 17050-1:2005(ISO/IEC 17050-1:2004)「適合性評価−供給者適合宣言」に基づき、自動車向け機能安全の国際規格である「ISO 26262:2011」の以下を対象にするものです。
ISO 26262-2 | 自動車−機能安全−第2部 | 機能安全の管理 |
---|---|---|
ISO 26262-6 | 自動車−機能安全−第6部 | ソフトウェアレベルにおける製品開発 |
ISO 26262-8 | 自動車−機能安全−第8部 | 支援プロセス |
近年、自動車の電動化や機能の高度化による車載組込みソフトウェアの大規模・複雑化が進展する一方で、安全設計や信頼性検証に対応した車載制御ソフトウェアの安全性能実現への要求が高まっています。自動車分野の組込みソフトウェアデザインサービスを中核事業の一つとする当社では、これまで、ISO 9001やCMMI®の認証を通じ、組込みソフトウェアの設計・開発における品質管理に取り組んできました。今回、これらの開発プロセスの見直しとガイドラインを整備し、上記の各プロセス範囲に対する評価を実施した結果、当社の開発プロセスが「ISO 26262」規格の要求に則っていることを確認しました。これにより、自動車用安全度水準に対応したソフトウェア開発が可能となります。
当社では、2014年より機能安全技術者を育成し、2016年9月現在で18名の機能安全技術者(JARI/MIRA Functional Safety Engineer(*1))、3名のISO 26262アセッサー(DNV GL Functional Safety Assessor(*2))、1名のAutomotive SPICERアセッサー(intacs™ Provisional Assessor(*3))を擁しております。
当社は今後も、組込みソフトウェアデザインサービスの更なる品質向上をめざし、安全で信頼性の高いサービスの提供に努めてまいります。
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