H8S,H8/300シリーズ C/C++コンパイラ V.7情報
H8S,H8/300シリーズ C/C++コンパイラ V.7.00.00情報
新機能
- C99言語仕様のサポート
lang=c99オプションを追加しました。本オプションを使用するとC99言語で記述されたプログラムをコンパイル可能になります。
ただし、可変長配列は除きます。
また、complex型ライブラリを含むC99言語ライブラリをサポートしました。
- C99およびC89言語仕様stdio(標準入出力用低水準)のサポート。
lang=c99オプション指定時にc89stdioオプションを指定すると従来使用していた入出力(stdio.h)の低水準関数が使用可能になります。
lang=cppオプション指定時にc99stdioを指定するとC++プログラムでC99の入出力(stdio.h)の低水準関数が使用可能になります。
- デフォルトのinline関数の展開を抑止する機能の追加。
C++言語コンパイル時のinline指定子付きの関数およびメンバ関数のインライン展開(デフォルトのinline関数の展開)を抑止する機能を追加しました。。
- #pragma __naked_asmの追加
埋め込みアセンブル機能にレジスタ退避および回復コードを自動生成しない#pragma __naked_asmを追加しました。
- UTF-8コードのサポート
outcode=utf8, utf8オプションを指定するとUTF-8コードが使用可能になります。
改修内容
- 2009年9月29日掲載の以下の2点の問題を改修しました。
- volatile修飾のある局所変数およびvolatile修飾のない大域変数に関する注意事項 (H8C-0084)
- 構造体および共用体型変数のメンバ値に関する注意事項 (H8C-0085)
- コンパイル時に以下のインターナルエラーを出力する問題を改修しました。
エラー番号: 4098, 4099, 4677 および 4711