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統合開発環境 High-performance Embedded Workshop V.3情報

改修内容

High-performance Embedded Workshop (Windows版のみ) ELF/DWARF2フォーマットで作成されたロードモジュールをデバッグするとHigh-performance Embedded Workshopが異常終了する場合がある不具合を改修しました。

改修内容

  1. ラベルウィンドウの検索機能でラベル名がASCII順で一番最後となるラベルを検索するとLABEL NOT FOUNDが表示される問題を改修しました。
  2. 複数ステップ(ステップ実行を連続して行う機能)を実行途中で中断し、次にプログラムを実行すると、プログラムの停止を手動で実行させるための、ツールバーの「停止」ボタンが点灯しなくなり、手動で停止できない場合がある問題を改修しました。
    また、メニュー「ファイル」→「ワークスペースを閉じる」でワークスペースを閉じる、およびメニュー「ファイル」→ 「アプリケーションの終了」でアプリケーションを終了するなどのHigh-performance Embedded Workshopの操作ができなくなる場合がある問題を改修しました。
  3. High-performance Embedded Workshopサーバ機能のインタフェースの「ワークスペースファイルを開く」 を使用するとアプリケーションエラーが発生する場合がある問題を改修しました。
  4. ELF/DWARF2フォーマットで作成されたロードモジュールをダウンロードし、ソースウィンドウ上でソースファイルを表示させた場合、プログラムの書かれていない行に対して不正なアドレスが表示されることがある問題を改修しました。
  5. 下記のダイアログで状況依存ヘルプが表示されないことがある問題を改修しました。
    • オプションダイアログの「ビルド」と「エディタ」タブ
    • カスタマイズダイアログの「ツールバー」、「プレースホルダ」、「デバッガ」、「ログ」、および「ヘルプ」タブ
    • デバッグの設定ダイアログの「オプション」タブ

Makeファイル生成機能の改善

ソースファイルからのインクルードファイルのネストレベルが10レベル以下の場合、インクルードファイルのディレクトリ情報が、相対パスでMakeファイルに出力されていましたが、相対パスで出力されるネストレベルを10から50レベル以下へ拡張しました。
51レベル以上の場合は絶対パスで出力されます。

不具合修正

次の問題を対策しました。

  1. ソースファイルに日本語のコメントが含まれる場合、Navigationウィンドウからエディタウィンドウに表示されているソースファイルの宣言行または定義行へジャンプすると、実際の宣言行または定義行より後方の行にジャンプすることがある。
  2. ナビゲーション機能が有効になっている状態で、アセンブラで書かれたソースファイルを含むプロジェクトをオープンすると、ナビゲーション機能の自動解析作業が終了しない。

High-performance Embedded Workshop V.3.01.02の制限事項解除

次の問題を対策しました。

  1. マップ表示機能の制限
    • High-performance Embedded Workshop3の「メモリ」メニューに「マップ」が表示されない。
    • マップウィンドウのLinker section setting情報が表示されない。
  2. バーチャルデスクトップ機能の制限
    バーチャルデスクトップのウィンドウコンフィグレーション毎にメモリウィンドウを開くことができない。
  3. 外部変数アクセス最適化の制限
    オプションダイアログボックスの[コンパイラ]タブで[外部変数アクセス最適化]を指定した場合、リンクエラーになることがある。

ワークスペースウィンドウ表示改善

ワークスペースウィンドウの[Projects]タブのファイルを、変更日時順にソート表示する機能をサポートしました。また、ビルド対象ファイル(前回のビルド以後に更新されたファイル)をワークスペースウィンドウで識別できるようになりました。

メイクファイル生成機能拡張

HMakeおよびNMakeファイル形式のメイクファイルに加えGNUMakeファイル形式のメイクファイルを生成できるようになりました。これによりGNUMakeをサポートする、汎用のメイクツールを使用可能です。また、コンパイルオプションを別ファイル(サブコマンドファイル)に出力できるようになりました。

リンク順序のカスタマイズ機能

リンクする順番をカスタマイズする機能をサポートしました。この機能は次のバージョン以降で有効です。

  • SH C/C++コンパイラパッケージ V.8.00 Release 02
  • H8S,H8/300 C/C++コンパイラパッケージ V.6.00 Release 02

バーチャルデスクトップ機能

バーチャルデスクトップ機能をサポートしました。ウィンドウを最大4つまでウィンドウコンフィグレーションで保持し、ウィンドウコンフィグレーションを切り替えることで画面を有効に活用することができます。

ウィンドウ内容の保存機能拡張

新たに以下のウィンドウで表示している内容をテキストファイルに保存できるようになりました。
Cache(SHのみ)、I/O、PA、Register、TLB(SHのみ)

Watchウィンドウ仕様変更

Watchウィンドウに登録した変数は、明示的に削除(登録解除)を行わない限り、ウィンドウを閉じても保持されるようになりました。

ツールチェインダイアログ改善

ツールチェインオプションダイアログのセクション設定ダイアログのサイズを可変にしました。

PCのあるソースの直接表示機能

現在のPCがあるソースファイルを表示する機能(ツールバーボタン)を追加しました。

ダウンロード機能拡張

ロードモジュールをダウンロードする際に、ソールファイルが変更されているかどうかを確認し、変更されていた場合、自動的にビルドを行ってからダウンロードを行うように設定できるオプションを追加しました。
また、ロードモジュールダウンロード後、自動的にターゲットをリセットするオプションを追加しました。

アドレスフィールド改善

アドレスフィールドにラベルリストを参照する機能を追加しました。
また、アドレスフィールドに入力された過去20件のデータをドロップダウンリストで表示できるようになりました。

自動バックアップ機能

ワークスペース、プロジェクト、およびセッションファイルを定期的にバックアップする機能をサポートしました。

表示形式のカスタマイズ機能拡張

フォントやサイズをカスタマイズできる機能を拡張しました。

エディタ編集中のフリーズ

ナビゲーション機能を有効にしている状態でファイルをエディタにて編集していると、High-performance Embedded Workshopが停止状態となる不具合を対策しました。

カスタムビルドフェーズを追加後のHigh-performance Embedded Workshopの不正終了

追加したカスタムフェーズの[オプション]設定で出力ファイルを指定し、[OK]ボタンを押下するとHigh-performance Embedded Workshopが不正終了する不具合を対策しました。

ワークスペースウィンドウにヘッダファイルの二重表示

同一のヘッダファイルを大文字と小文字でそれぞれ定義されている場合、ワークスペースウィンドウのプロジェクトタブにヘッダファイル名が二重に表示されてしまう不具合を対策しました。

【例】
 File1.c: #include "SAMPLE.H"
 File2.c: #include "sample.h"

ナビゲーション表示不正

配列型の変数宣言で要素数にスペース(' ')があると、ワークスペースウィンドウのナビゲーションタブの情報が不正に表示される不具合を対策しました。

【例】
 extern int tbl[ 2 ];

カスタムビルドフェーズの依存関係不正

プロジェクトにカスタムビルドフェーズを追加した後に、プロジェクトにファイルを追加すると、カスタムビルドフェーズに追加した依存ファイル名が変更されてしまう不具合を対策しました。

プロジェクトジェネレータ生成データの修正 (H8製品のみ)

H8SXシリーズを選択して生成したresetprg.c(.cpp)にSBR、VBRレジスタの初期化処理例を入れました。

ビルド用プロジェクトの消失に関する注意事項の対策

SHC Ver.8.0.00/Ver.8.0.01またはH8C Ver6.0.00のパッケージ製品をインストールした後に、エミュレータ製品を同じフォルダへインストールした場合、ビルド用のプロジェクトタイプが表示されないという不具合を対策しました。

TCL関数内のコマンド不正

TCL関数(procコマンドで定義)内でパラメータに接頭コード(H',D',O',B')を指定した場合、コマンドが正常に動作しないという不具合を対策しました。

【例】
 proc mem_read {} {
 md H'FFEF80 H'32 LONG
 }

ファイル再読み込み確認メッセージの表示

エディタウインドウで開いているファイルを外部エディタで編集した場合、ファイル再読み込みの確認メッセージが表示されない不具合を対策しました。(本不具合は、Ver.3.0.02のみ発生します。)

メモリメニューの検索機能不正

メニューバーからメモリ(M)->検索(S)...を選択してメモリを検索した場合、空のメモリウィンドウが表示される不具合を対策しました。

Symbol Loadコマンド

環境により、Symbol Loadコマンドに必要なファイルがインストールされず、コマンドを実行しても動作しないという不具合を対策しました。

終了時の不具合対策

High-performance Embedded Workshopの終了時に異常終了する不具合を対策しました。

ナビゲーション機能

ナビゲーション機能のカテゴリ"C++クラス"のデフォルト設定をオフに変更しました。

エミュレータ用プロジェクトの表示

日本語版のHigh-performance Embedded Workshopをインストールした時に、エミュレータ用プロジェクト(プロジェクト名:Debugger only -****)が表示するよう改善しました。

ネットワークデータベース注意事項の対策

Windows MEで表示されるネットワークデータベースエラーメッセージボックスの表示を抑止しました。

統合環境High-performance Embedded Workshop Ver.2.2からVer.3.0の機能アップ内容をお知らせします。

ナビゲーション機能強化

C++ソースのナビゲーションをサポートしました。

スマートエディタのサポート

C++ソースファイルをコーディング中、「.」や「->」、「::」を入力した時にメンバ候補リストを表示し、 そのリスト中からメンバを選択することが出来ます。また、関数の場合、開き括弧を入力すると引数並びが表示されます。

ネットワークデータベースのサポート

ワークスペースをネットワーク上に作成した際、ワークスペースへのアクセス権を設定できるようにしました。

メイクファイルのインポート機能追加

プロジェクト新規作成時に、メイクファイルのソースファイルパス情報を取り込みます。コンパイラ等のツールオプションは取り込めません。

複数CPUの同時デバッグ

複数のCPUを同じHigh-performance Embedded Workshopアプリケーション内で接続し、同期させてデバッグできるようにしました。

複数のツールチェインがインストールされている時の動作改善

同一ワークスペース内に異なるツールチェインのプロジェクトを作成できるようにしました。
また、同一ツールチェインでバージョンの異なるものが複数インストールされている場合に、どのバージョンを使用するかを選択できるようにしました。

マニュアル一覧表示ツール(Manual Navigator)

マニュアルを一覧表示するツール(Manual Navigator)を添付しました。

ファイル比較機能サポート

ファイルを比較して、その差分を表示する機能を追加しました。

TCL/TKウィンドウのサポート

スクリプト言語TCL/TKで記述したスクリプトを実行できるようにしました。

タイプライブラリの強化

ワークスペース操作、プロジェクト操作、デバッグ機能のI/Fを追加しました。

キャッツ(株)製 ZIPCツールとの連動の強化

キャッツ(株)製 ZIPCツールのSTM設計書ブレーク機能および状態遷移トレース機能に対応しました。

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