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2015年9月8日
株式会社日立超LSIシステムズ
多言語音声合成ストリーミングサービス「Ruby Talk Cloud」を提供開始
国内最大数の46言語に対応、外国人旅行者向け音声ガイドシステムの作成が容易に
株式会社日立超LSIシステムズ(本社:東京都立川市、取締役社長:河路 幹規/以下、日立超LSI)は、国内最大数(*1)の46言語に対応した多言語音声合成ストリーミングサービス(以下、多言語音声合成サービス)を9月10日から提供開始します。本サービスは、お客さまに用意いただくテキストを入力として音声データに変換し、ストリーミング配信するものです。入力テキストを各国および地域の言語で用意いただくことにより、交通・公共サービス事業者が提供する外国人旅行者向け音声ガイドなどに、インターネットサービスとして利用いただけます。
「多言語音声合成サービス」は、クラウド形式で提供する月額課金制のサービスです。観光案内や駅構内放送、館内アナウンスなどのリアルタイム音声や、防災・緊急情報の読み上げ、サイネージシステムの呼びかけ音声など、さまざまなシーンにおける案内情報を多言語音声で利用することができます。
今般、日本を訪れる外国人観光客の数が大幅に増加しています。今後東京および周辺地域などでさらなる増加が見込まれる中、外国人旅行者が日本滞在中の生活を快適に過ごすための多言語による音声ガイドの需要が高まっています。しかし収録による従来の作成方法は、録音設備や収録環境の確保に加え、言語数に応じた外国人ナレーターの手配や調整を要するなど、時間やコストの面からも多言語対応実現の妨げとなっていました。
今回、提供開始する「多言語音声合成サービス」は、文字から音声を生成する音声合成の機能により、音声ガイドコンテンツの作成とリアルタイム情報の対応を容易にしました。また、国内最大数となる46言語のサポートにより、より多くの外国人旅行者への対応が可能となります。また、クラウドサービスとして提供するため、ユーザー側での運用保守が不要であり、導入にあたっては、初期費用を抑えたい小規模システムから、クラウドの性能を生かしたい大規模システムまで、スケーラブルかつリーズナブルなコストで利用可能です。
日立超LSIは今後も、多言語音声認識・翻訳サービスの提供など、さらなる音声ソリューションの充実を図っていきます。
機能 | 内容 | |
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対応言語 |
■アジア 日本語、韓国語、北京語、広東語、台湾語、タイ語、 インドネシア語、ヒンディ語、英語(インド)、 トルコ語、ヘブライ語、アラビア語 ■欧州 英語(イギリス、アイルランド、スコットランド)、 ドイツ語、フランス語、イタリア語、デンマーク語、 オランダ語(オランダ、ベルギー)、ポーランド語、 ポルトガル語、スペイン語、バスク語、カタロニア語、 バレンシア語、ガルシア語、スロバキア語、チェコ語、 ハンガリー語、ルーマニア語、ブルガリア語、 ギリシャ語、ノルウェー語、スウェーデン語、 フィンランド語、ロシア語 ■北米 英語(アメリカ)、フランス語(カナダ) ■中南米 スペイン語(アルゼンチン、コロンビア、メキシコ)、 ポルトガル語(ブラジル) ■豪州 英語(オーストラリア) ■アフリカ 英語(南アフリカ) |
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音声調整 | 日本語 | 音量、話速、声の高さ、抑揚 |
日本語以外 | 音量、話速 | |
音声フォーマット | リニアPCM形式・ストリーミング(22KHz/16bit/モノラル) |