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Hitachi

株式会社 日立ソリューションズ・テクノロジー

2021年8月31日

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当社はユニバーサルロボット社のUR認定SIer、ファナック社の登録インテグレータに公認されましたので、お知らせいたします。

お客さまから、ロボットハンド等を含む安全対策のお問い合わせや支援のご依頼が増えてきておりますので、今回は、安全アセスメント支援サービスについて解説します。協働ロボット導入に伴い、機械安全の規格に基づいた対応が必要となりますが、初めてのお客さまは要領を得ないと思いますので、是非ご活用ください。
なお、本サービスはオフサイトサービスを前提に記載しておりますが、オンサイトサービスでもご利用可能です。

安全アセスメント支援サービス

日立ソリューションズ・テクノロジー 支援範囲の図

安全アセスメント支援サービスは、ISO10218-2に定められたリスクアセスメントによる安全の確保と書面(技術ファイルおよび適合宣言書)の作成を支援します。

リスクアセスメント実施

必要なロボットシステムの関連情報(*1)を入手し、「リスクアセスメント実施」、「リスク低減措置」を提案します。

*1
レイアウト図、ワーク、機器仕様書、システム構成図、部品一覧、作業工程、ロボットの安全設定、安全機器一覧、安全機器の機能ブロック図、使用上の注意事項、手順書、安全に関するルール。

リスクアセスメントは、ロボットシステムの関連情報を基に、機械類の制限の決定、危険源の同定を行い、見積もったリスクに対して分析の後、潜在するリスクを洗い出し、それぞれのリスクについて、許容可能か否かを判断するためのリスク評価を行います。

「リスク低減方策」では、本質的安全設計方策、安全防護/付加保護方策、使用上の情報提供の順に規格のチェックリストに照らし合わせて、リスク低減策を検討・支援します。
全ての残留リスクが、許容可能なリスクになるまで、「リスクアセスメント実施」と「リスク低減措置」を反復することで、安全の確保となります。

リスクアセスメント実施における支援例

リスクアセスメントは、お客さまが導入した協働ロボットシステムに対して、機械安全の認証資格者が潜む危険を確実に洗い出すことを支援します。

(1)危険源の同定

お客さまにヒアリングもしくは現場にお伺いして、必要な情報を揃え、危険の原因となりうるものを洗い出します。


協働ロボットシステム危険源の同定(リスクの洗い出し例)

(2)リスクの見積り

危険源に対するリスクを見積り、お客さまと共に危険を明らかにします。


リスクの見積り例

(3)リスクの評価

お客さまと共に対策が必要なリスクの有無を明らかにします。

リスク低減措置

リスク低減措置では、お客さまと共に合理的に実現可能な低減方策を検討し、リスクが適切に低減されるよう支援します。リスク低減は、ISO10218-2に定められた3ステップメソッドによるリスク低減方策を行います。

  • ステップ1:本質的安全設計方策
    危険の原因となる機械や運転特性のリスク低減を検討し、提案します。
  • ステップ2:安全防護/付加保護方策
    本質的安全設計方策対応後に残るリスクに対して、安全防護物について検討し、提案します。
  • ステップ3:使用上の情報の提供
    最後まで残ったリスクに対する情報を提供します。


安全速度制限の例


安全位置制限の例

そして、お客さまが対策された結果については、当社が、再びリスクアセスメントし、妥当性の検証で、残留リスクが適切に低減されていることを確認できるまで、繰り返します。

ドキュメント支援

日立ソリューションズ・テクノロジー 支援範囲の図

ドキュメント支援では、安全要求事項への適合を、正確かつ迅速に確認し、技術ファイルや適合宣言書の作成を支援します。

技術ファイル

お客さまで揃えていただく情報や資料と当社がリスクアセスメントなどで作成する資料とを明確にして、法令に定められた内容を揃えます。

技術ファイルの内容

  1. 機械の全般的説明
  2. 機械の全体図、制御回路の図面及び機械の運転の理解に必要な関連する記述と説明
  3. 機械が本質的な安全及び健康の要件に適合していることの確認に必要な、完全な詳細図面、付随する計算書、試験結果、証明書等
  4. 以下の内容を含む、リスクアセスメントを実施した手順を示す文書
    1. 機械に適用される本質的な安全及び健康の要件のリスト
    2. 同定された危険性又は有害性の除去又はリスクの低減のために実施された防護方策の説明及び該当する場合は機械に関連する残留リスクの明示
  5. 使用した規格及び他の技術仕様書、また、それらの規格等に含まれる本質的な安全及び健康の要件の説明
  6. 製造者又は製造者若しくは正式な代表者に選定された機関によって実施された試験の結果を示す技術報告書
  7. 機械の取扱説明書の写し
  8. 該当する場合は、組み込まれた部分完成機械の組込宣言書及び当該部分完成機械に関する組立て説明書

適合宣言書

作成された技術ファイルに基づき、当社が書面を作成支援します。お客さまが内容をご確認の上、ご署名いただくことで、本サービスは完成します。

適合宣言書の内容

  1. 製造者の名称、住所及び正式な代表者の氏名
  2. 上記1の技術ファイルを編さんする権限を付与された者の名称及び住所
  3. 総称としての表示名、機能、モデル、型式、製造番号、商品名を含む機械の説明及び識別方法
  4. 機械が、適合性を宣言しようとする安全規格の全ての関連規定を満たしていることを明白に宣言する文書
  5. 該当する場合、その他使用された技術規格及び技術仕様書の参照
  6. 適合宣言を実施した場所及び日付
  7. 製造者又はその正式な代表者の代理として適合宣言書を作成した者及び署名